※記事執筆日※  2016年9月13日

【育児】母乳が出ない?足りない?母乳を出す3つの方法とミルクの活用

赤ちゃんには母乳が不可欠!
それはそうなんですが、でも母乳にこだわりすぎると逆にママと赤ちゃんが危険な状態に陥ります。
一人目育児の新米ママは、全てのことが初体験! 母乳最強説に洗脳されてしまいがちです。
確かに母乳は大切です。でも、ミルクでも全然大丈夫!
長女の母乳育児に四苦八苦し、次女を完全ミルクで育てた経験談を紹介します。

  【1】マッサージが不可欠! 助産師さんに助けてもらおう!
  【2】睡眠不足が大敵! とにかく体を休めることを最優先に!
  【3】運動&水分&バランスのいい食事を摂ろう
  【母乳が出ないならミルクを!】
  【私の体験談】長女:母乳、次女:完全ミルク

【1】マッサージが不可欠! 助産師さんに助けてもらおう!

母乳が出るようになるには、乳首に刺激が必要です。
「赤ちゃんが吸う刺激」と「頻度」で脳が「どれだけ母乳が必要か」を判断します。

赤ちゃんが頻繁におっぱいを吸う
 ↓
脳が「母乳をどんどん出せ!」と命令を出す
 ↓
母乳を出すためのホルモンがたくさん分泌される
 ↓
乳腺が発達する(胸が張り、胸にたくさんの血管が浮き出てくる)

おっぱいには刺激が欠かせません。赤ちゃんに吸ってもらうこと。これを欠かさないようにしましょう。

もうひとつ、おろそかになりがちなのがマッサージです。
母乳の出が芳しくない場合は、必ずマッサージをしましょう! 不可欠です。

刺激で脳から命令をたくさん出してもらった後は、母乳を出せる乳房にする必要があります。
マッサージをして赤ちゃんが母乳を飲める乳房にしましょう。

マッサージは乳房全体&乳首の2パターン必要です。

【乳房全体のマッサージ】
体と乳房が引っ付いている部分を「基底部」と言いますが、ここが硬いと血行が悪く、母乳の製造効率が悪くなります。
乳房全体をゆっくりと動かし、フワフワで柔らかく血行のいい乳房にしましょう。

【乳首のマッサージ】
乳首のマッサージは
・乳首を柔らかくし、赤ちゃんが吸っても裂けないようにする
・乳腺を刺激し、母乳が通ることができるよう「開通させる」
・詰まっている古い母乳を出してしまう

マッサージにはこうした大切な役割があります。
母乳の出が芳しくない場合は、助産師のマッサージを受けるといいですよ。
赤ちゃん同伴で行ける助産院や、出張対応してくれる助産師がいます。
マッサージを受けると、ふわっふわ! でプシューッ! と母乳が湧き出るようなビックリする乳房に生まれ変わります。

それに何もせず、ただ、寝転んで誰かに体のケアをしてもらう時間というのは、大きな癒しになります。赤ちゃんを産んでから、何も考えずにボーッと寝転がっているだけ、という時間を確保できているでしょうか?
マッサージをしてもらっている間は、ただ、寝転がってケアしてもらうだけ。
フッと心と体がほぐれていきますよ。

助産師のマッサージは「乳房炎」「断乳」「卒乳」といった時にも、とても心強い助けになります。
お金は掛かりますが、必ずかかり付け助産師を持ちましょう。
そうすることで「産後うつ」「母乳の悩み」「育児の悩み」「育児のストレス」が必ず軽くなります。
助産師は年配の方が多いですが、そうした方の温かい手技と知恵は一人目育児の大きな助けになりますよ。

私が長女を産んだ後にお世話になった助産師さんは「大阪のおばちゃん(おばあちゃん)」でした。
私は四国出身です。
仕事の都合で関東や東北に住んでいた私にとって、マッサージを受けている時間は、西日本のイントネーションで話ができる楽しくて貴重な時間でした。
マッサージは母乳の出を良くするのと同時に、癒しの時間でもありました。

【2】睡眠不足が大敵! とにかく体を休めることを最優先に!

授乳している時期は、とにかく寝不足になります。
さぁ、これから母乳を出せるように体を作っていこう!
そんな大切な時なんですが、授乳・世話・家事という忙しさで寝不足になってしまいます。

寝不足になると脳が休まりません。
脳が疲れ、司令塔の役割が低下していきます。
こうなると、ホルモンバランスだけでなく、全身機能が低下していきます。

疲労が溜まるとやる気が出なくなりますよね。
でも赤ちゃんは泣くし、世話をしないといけない。疲れているから効率が悪く、思うようにできない。
どんどん悪循環に陥っていきます。

母乳を作り、母乳を出し、赤ちゃんが母乳を飲んで乳房内がカラになる。

この3ステップがグルグルと循環すると母乳がよく出ます。
睡眠不足になると母乳を作る・母乳を出すということに関係するホルモンの分泌が悪くなってしまいます。

なかなか寝る時間確保が難しい。
それは仕方がありませんが、できる限り横になって体を休めましょう。
赤ちゃんが寝ている間は一緒に寝る!
細切れでもいいので、とにかく眠って脳を休めてください。

私はよく、授乳後に娘と一緒に寝ていました。
寝付いたと思って布団におろすと赤ちゃんが泣いてしまう(背中のスイッチ・センサーが作動する)という話があります。それは「バスタオルにのせて抱っこし、寝かし付け、バスタオルごとおろす」と回避できます。
温かなママの胸に抱かれていたのに、冷たい布団におろされて気付いてしまうのを防げます。

また、私はニット生地のスリングを愛用していて、授乳後にスリングに娘を入れて寝かし付け、スリングごと布団におろしていました。これも背中スイッチを押さないワザです。

娘はスリングに入れるとストンと眠ってくれました。夫も娘が泣いた時は首から提げたスリングに娘を入れていましたね。スリング無しの生活は考えられないくらい、スリングを愛用していました。
使い方が解らない、コワイ、という方も居るようですが、私はスリング賛成派。娘を楽に寝かし付けて一緒に寝ていました。

【3】運動&水分&バランスのいい食事を摂ろう

母乳を出すためには水分が必要です。
授乳中は、母乳用の水分をしっかり摂る必要があります。

普段と違って授乳中は、母乳として水分を失うので水分不足になり易く、便秘にもなり易いで注意が必要です。
授乳中は薬を飲みにくいですよね。便秘になっても市販薬をカパカパと飲むわけにはいきません。

また、水分が不足して血流が滞ると、全身に栄養や酸素が行き渡らなくなって新陳代謝機能も落ちてしまいます。水分不足は、母乳の材料が不足するのと同時に、体の機能の低下も招いてしまいます。

そして、バランスがとれた食事も大切です。
母乳は血液からできています。血液中には、ママが食べた物から吸収した栄養素が含まれています。
つまり、ママが食べた物によって母乳の質が変わるんです。

体質にもよりますが、味付けが濃い食事、脂肪が多い食事は乳腺が詰まりやすい母乳を作ってしまう傾向にあります。
私はショートケーキやパイなど洋菓子系のおやつを食べると、すぐにおっぱいが詰まってガチガチに硬いおっぱいになっていました。

体に合っていたのは薄味の和食です。
ご飯、根菜やキノコをたくさん入れたみそ汁、脂を落とした肉や魚といった主菜
こうした食事の時が体調がよく、おっぱいトラブルもありませんでした。

でも食事のバランスって難しいですよね。
農林水産省の食事バランスガイドってご存知ですか?
年齢などに合わせて、1日、なにをどれくらい食べれば良いのか、具体的に絵で紹介してくれています。

これを見ながら献立を決めると、バランスに配慮した食事ができますよ。
カロリー量を自分のライフスタイルに合わせて調整しながら、考えてみてください。

忘れてはいけないのが運動です。
ランニングだったり、筋トレといったハードな運動は必要ありません。
ただ、1日30分くらいは軽くウォーキングをするなど、体を動かすようにしましょう。

体を動かすと、体温が上がり、血行がよくなると同時に、筋肉も働いて新陳代謝がUPします。
このため、母乳の製造能力もUPしますよ。
赤ちゃんを連れて散歩する。
赤ちゃんが寝ている時にTVを見ながら低い段差を利用して踏み台昇降をする、など。
ちょっとした機会・時間を作って体を動かしましょう。

母乳が出ないならミルクを!

母乳がいい、と言われるのは、栄養面と免疫面の両方の理由。そして母子のスキンシップ・触れ合いの観点からメリットが大きいと考えられているからです。

しかし、決してミルクが悪いモノではありません。
母乳に固執する余り、赤ちゃんの食事の量が足りないのでは本末転倒です。
赤ちゃんの体重の増加が芳しくない、ママの体調を優先すべき時などは、遠慮無くミルクを活用しましょう。ミルクを飲ませるママが悪いなんてことは決してありません。
ママの心が病むような母乳育児は決していいものではありませんからね。

大切なのは、赤ちゃんが身も心もお腹もしっかり満たされて成長していくことです。
ミルクだって改良が重ねられ、とてもいい製品になっています。
後ろめたさなんて感じる必要はありません。
ママ失格なんてことは決してありません。
また、ほ乳瓶を使えるようにしておくとパパも授乳ができますし、ママが授乳できなくなった時でも困ることがありません。

ミルクを悪者にしないでくださいね。とても心強い味方なんですよ。

私の体験談

私は長女を母乳メインで育て、次女を完全ミルク(ミルクのみ)で育てました。
長女の時は、マッサージが不十分で胸は硬いまま、水分不足で母乳が少ない&便秘で悩み、食事によっては詰まって痛くて堪らない! 毎日、おっぱいをなんとかする、母乳を頑張って出す、ということに意識が向いていました。長女が離乳食をそれなりに食べるようになるまで、母乳の悩みは続きました。

次女を妊娠した時、正直な気持ちは「あんなに苦労する授乳生活はゴメンだ」でした。
長女を育て、追い回している心に余裕なんてありませんでしたからね。

【長女】-------------------------------------------------
・母乳の出が余りよくなかったからか、チョコチョコと小腹が空く度に飲みたがる
・抱っこ大好き。おっぱいLove! 卒乳しても、おっぱい大好き
・入院はしたことがないが、インフルエンザ・マイコプラズマ・RSウイルスで入院一歩手前までいった
・卵アレルギーがあって、2歳まで卵が入ったものが食べられなかった。
・身長、体重はずっと平均くらい

【次女】-------------------------------------------------
・一度にたくさん、一気に飲み食いする派
・抱っこ大好き。おっぱいには余り感心がない。
・入院経験なし。発熱はするが2~3日あれば、症状は治まる。
・マイコプラズマやRSウイルスなど、重症化が心配される病気の経験なし。
・乾燥肌(アトピー肌)だが、食べ物のアレルギーはない。
・身長、体重は平均より下

次女を産んだとき、長女を認可外保育園に預けていた(退園しなかった)ので、毎日、生活リズムを長女に合わせていました。
魔の2歳児、ギャングの3歳児という長女の相手で精一杯!
毎日マッサージして、ゆっくり欲しがるときに欲しがるだけ授乳して、なんてやってられません。

また、次女は2600gで産まれたので手間を掛けずにしっかり大きく成長させたい! という勝手な親の都合により完全ミルクを選択。さらに、私の都合ですが育休1年で復職したかったんです。
復職の時に大きな関門となるのが「卒乳」です。完全ミルクなら、この「卒乳」を考える必要がありません。
1歳前にストロー、1歳過ぎてコップを練習すればほ乳瓶も卒業できます。メチャクチャ楽でした。

長女の時は、いろいろ都合があって「断乳」したんですね。
長女の断乳は一週間足らずで成功! でも、私のおっぱいがガッチガチに固まったり、詰まったり、乳房炎一歩手前になって大変でした。夜、寝るどころか、服を着るのさえ嫌になるくらい痛みが激しかったんです!
この時に始めて助産師さんのマッサージを受けました。

マッサージを受けると、あら、不思議!
おっぱいがフワッフワ・柔らかおっぱいになったんです。
 
硬いおっぱいだね! よくコレで一年も授乳してたわね!!!
 
そんな風に叱られました。
プロのマッサージを受けると、信じられないくらい柔らかで出のいいおっぱいになります。あの感動は今でも忘れません。マッサージは本当に大切です。
もっと早く助産師のマッサージを受けていたら、私の母乳育児はもっともっと楽だったかもしれません。断乳してからそう思いました。

断乳後、約1か月間、週一回ペースで助産院に通ってマッサージしてもらいました。
一か月経った後は、半月に1回。そしてトラブルなく終了でした。
卒乳の後もお世話になる(トラブル無しで授乳終了にするために通う)といいですよ。
二人目、三人目に繋がるおっぱいを作ってくれます。


 

母乳を出すために頭を悩ませるママは多いと思います。
マッサージ/睡眠/食事(水分と献立)と運動この3つのポイントを忘れないでください。
どうしても出ない時は、ミルクを活用して赤ちゃんのお腹を満たし、ママも心と体を休めましょう。
母乳が出ても、出なくても立派なママです! 母乳神話に支配されないよう気を付けながら、赤ちゃんと楽しく過ごしてくださいね。


 

 
 
 
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【ちひろママ】
大のコーヒー好きで甘党
菓子作り&布雑貨作りが趣味
2人の娘に翻弄されながら
在宅ワークに勤しんでいます
(フリーライターです)